予測困難な環境 & 創造や発想する時間

企業の事業サイクル、製品サイクル、内部統制、スチュワードシップ、海外比率の向上、成長分野への投資などが叫ばれて、軽く20年は経過するのではないだろうか。
20年以上前からいわれているように、『これまで経験したことのない状況に直面したとき、これまで蓄積してきた経験や知識が役に立たない』という見解がある。同時にこれは、豊かさを追い求めた20世紀後半に築きあげられた成功体験が、革新を阻害してきていることを指す。

ちくま文庫から出ている『増補 サバイバル』 (服部文祥 )という本を読んだ。北アルプスを日本海側から南下縦走するヒトのサバイバル日記といった内容で、266ページあたりにある記述が、興味深かったので引用させていただく。

【複数の選択肢がある場合】
せわしなく観察して、怪しい仮説を消していく(更新には体力が必要)。
【有望な選択肢がない場合】
見切り発進する。少し試してみて、感じを確認しながら進んでいく。
【選択肢がない場合】
行動する、ただそれだけだ。蒸留された『原始な意志』が浮かび上がる。
この50年、日本の事業会社や労働者は、多くのことを経験しノウハウを蓄積してきた。これは、豊かさを追い求めた20世紀後半に築きあげられた成功体験が、革新を阻害してきていることを指す。『蓄積してきた知識や経験を周囲に説明すること』に多くの時間を費やしてしまっているからだ。 時間配分という観点で大きく欠落しているものとして、『創造や発想』という領域があげられる。
この『創造や発想』こそ、生き延びるための進路選択には不可欠だ。

製作のプロではないが、良質なコンテンツ

色々なところに広告が出せるようになり、広告主(代金を払う側)はどのチャネルで行こうかと迷っています。そんな中、広告主が活用できる新たな出稿面もどんどん登場してきています。特にプロではない、素人により製作された良質なコンテンツ(動画)は、発展途上であると同時に、チャンスでもあると思います(出向面・掲載枠の獲得という観点で)。
製作のプロではないが、良質なコンテンツといえる動画コンテンツを、いくつか探してみました。探しているうちに、私に対してバナー広告が表示されるようになってきた(某自動車メーカー)のも、興味深いです。
【例】アウトドア関連のコンテンツ(タープ、張り方、ロープ、ビバークなどのキーワード)
-地面からの断熱方法       https://youtu.be/W0Fq29xAm5g
-BowlineKnot(結び方)  https://youtu.be/vwevQQLCIaM
-タープの張り方                https://youtu.be/6KC1IEKhCo8
-火熾し                              https://youtu.be/nQJ3zYx8ZdM
-焚き火                              https://youtu.be/NWTz1K6iwko
色々なところに広告が出せるようになってきた中で、広告主(代金を払う側)が出稿面を気にするようになってきました。良質な媒体(出稿面)の提供に向け、出版系企業が集り広告枠を共同で運用する動きが出始めたのも当然の流れでしょう(パブリッシャー企業のアライアンス)。
【参考】媒体社のアライアンス(主要国の現状)
FR: La Place Media (LPM), Audience Square
GB: Pangaea (Guardian, the Economist, the Financial Times,Reuters,CNNといった新聞社系の媒体を中心としたコンソーシアム)
GB: Symmachia (Telegraph Media Group、 Time Incなどのプレミアム媒体によるコンソーシアム
TH: OOPA(Online Premium Publishers Association in Thailand)
JP: DELTA Publisher Alliance
source : http://rtbsquare.ciao.jp/?page_id=7095
【参考】 媒体社のアライアンス(タイのOPPAに加盟している現地媒体社)
BEC-TERO Entertainment PLC. (BEC-TERO.TV, BEC TERO Radio, Major Chineplex )
Bundit Center Co., Ltd. (Kapook)
Dek-DInteractive Co., Ltd (Dek-D)
Internet Marketing Co.,Ltd (Pantip)
Mono GenerationCo.,Ltd. (MThai)
Nation Broadcasting Corporation PLC. (Nation TV, OKNation)
OTV Co., Ltd. (OTV)
Sanook Online Limited (Sanook)
Siam Sport Digital Media co., Ltd. (SiamSport)
Thai World Media Co.,Ltd. (Manager)
The Post Publishing PLC. (PostToday)
Trend VG3 Co.,Ltd (Thairath)
source :http://www.dac.co.jp/press/2017/20170519_oppa

成長できる環境を探す…

巨大組織には構造的な弱点があるため、産業の未来を切り開くことができるのは、新興企業の経営者たち以外いないのではないでしょうか。。。新規事業の推進をする巨大企業の中には、おカネやヒトを新興企業へ向ける動きが活発ですし。
【成長を阻害する要因】
一般会社員にとって、成長できる環境とは何でしょうか..?まず、会社員の成長を阻害する要因として次のような点があげられると思います。
a) 事業環境の変化に対する、自社サービスの陳腐化(鮮度や賞味期限)に直面する。
b) 業務手順が細分化されており、『業務手順の変更=システム障害』 という不都合な現実に直面する。
c) 新しいアイデアや選択肢の提供が、社内で潰される(正確に言うと、上記理由によるジレンマ)
d) 挨拶するのが精一杯なほど、ストレスまみれの職場(ワークライフバランスの欠如)
【アスリートの移籍】
また、職場やスポーツの世界で、話題性の高いテーマのひとつに『移籍』があります。日本を代表するアスリートが移籍するような題材は、話題性が高く、メディア(記者)の注目も浴びやすいですね。また、移籍の理由として 『自分が成長できる環境がある』 や 『移籍先のチームが自分を必要としてくれる』 などのフレーズはよく聞きます。 
【成功できる環境を創る】
一流の選手の中には、『成長できる環境を探す』だけでなく、『成功できる環境を創るべきだ』と考えるヒトもいらっしゃるようです。 チームに足りないモノやヒト(選手以外のスタッフ・専門家など)を、自分で探し、集めてくる働きができることも、一流のプロ選手には期待されているということなのでしょう。

 

朝、無意識でやっていること (メール、ブラウザー閲覧、ネット検索)

『接触機会の断片化』が叫ばれる中、自分が朝、無意識でやっていることを羅列してみた

【メール】PCの電源をいれ、メーラー(outlook, etc)のアイコンをクリックする
-メルマガやeNewsレターが流れ込んでくる(有り難い、有益な情報)

【ブラウザー】ブラウザーのアイコンをクリックし、指定ページ(複数)が表示される
-某有名ツイッター(スマホアプリの場合もある)
-ファンド経営者のブログ(昨夜のニューヨーク市場)

【検索】ネット検索をする(yahoo etc)
-各施設の営業時間 (郵便局, プール etc)

流れ込んでくる膨大な情報と触れ合う自分に気がつくと同時に、
『メール、ブラウザー(コンテンツ)、ネット検索』が、朝の始まりの第一歩といえそうだ。。。

企業と生活者の接触機会として、参考になれば。。。


【参考】企業と顧客の接点
【接触機会(対面)】展示会、イベント、セミナー、各種口コミの拡散、ビラ配り、自費出版、自社イベント開催、雑誌・新聞、リサーチPR、CSR、スポーツのスポンサーなど

【接触機会(非対面)】email., publisherのコンテンツ,  internet keyword search, platformer(SNS, EC, vacation rental, etc), スピーカーつきの商材 (Echo, 自動車,etc) , IoT機器

【接触機会の整理】海外で売る。自社サイトで売る。。。

自社の取り扱う商材に訴求力があるという前提がある企業の場合、成長が見込める諸外国の(一定以上の規模がある)市場への進出は進んだ。小型企業はどうでしょうか。。。? 取り扱う商材に訴求力があるものの、国外における市場開発を担当するヒトが、社内にいないことも多いと聞きます。
ウェブ集客、ウェブ店舗、ウェブ商品管理、ウェブ決済、ウェブ送金などの分野でも業務のデジタル化が進み、ネット上で利用できるサービスがどんどん増えています。また、ウェブ上で自分の店舗を持ち、ブランディングも実現できるプラットフォーム(ネット・ショップ)もたくさん出てきています。
接触機会の断片化、国内市場の縮小が叫ばれる時代、海外市場における集客は。。。?『接触機会の整理』(下記参照)から、『ネット検索』という接触機会をピックして、自社サイトへの送客について考えていたのですが、『いちばんやさしいデータフィードマーケティングの教本 人気講師が教える広告効果を高める商品データ活用法』という業界のパイオニア企業(フィードフォース代表 等)が執筆した本(インプレス社)に出会ったのであわせてご紹介します。
visitorを増やす (自社サイトで売る)
サーチエンジンを持つプラットフォーマーのドメイン内(i.e. google shopping)で、『テキストや商品画像』の事前登録を行うことで、検索結果画面に『テキストや商品画像』が表示され、クリックしたユーザーが自社サイトへ流れ込んでいく仕組みを設計できるそうです。何千万人といるネットユーザーの中から興味関心のある客層だけを絞込みことで、自社サイトへの送客を実現していく有効な手段の一つといえます。取り扱い商材の種類やサイズ、色が多い企業は、大変手間がかかりますが、商品ID,カテゴリ、商品画像などの情報を、google shopping(等)で事前登録することで実現できるようです。
visitorにエンゲージする (自社サイトで売る)
自社サイトへ訪問してきた人々を、自社商品に興味がある人々であると仮定した場合、ウェブ店舗オーナー視点では、見込み客の取りこぼし対策を考えると思います。たしかに、ユーザー視点から言っても、サイト離脱後の遷移先ドメイン(別サイト)で、『さっき見ていたこちらの商品』を示す長方形の画像広告をみることがありますね。マーケティング界隈では、企業からもう一度エンゲージされるという意味で、re-engagementと表現されることがります。
見込み客獲得までの導線は:
1) 検索等(Listing Ads, Shopping Ads)で当該サイトに誘導される
2) サイトから離脱する・他のサイトを見る
3) 『さっき見ていたこちらの商品』を示す(長方形の)画像広告をみる
4) 画像広告をクリックして、企業のウェブ店舗(トップページ)に行く
5) 商品詳細を見て、決済配送、購買完了。
【参考】企業と顧客の接点
接触機会(対面)
展示会、イベント、セミナー、各種口コミの拡散、ビラ配り、自費出版、自社イベント開催、雑誌・新聞、リサーチPR、CSR、スポーツのスポンサーなど
接触機会(非対面)
Publisherのコンテンツ,  internet keyword search, platformer(SNS, EC, vacation rental, etc), スピーカーつきの商材 (Echo, 自動車,etc) , IoT機器
datafeed

会わない・会話をしないプラットフォーム (ビジネスとヒトが出会う場所)

既存事業の売却、次世代産業の育成、海外市場の開拓。。。 事業環境の変化に直面した世界中の企業は、環境の変化へ適応する時代にあると聞きます。日本中の居酒屋で、叫ばれる話題のトップ10は、このへんかな 笑。
– 市場がない(市場が衰退していて、規模も小さくなっている)
– 商材の訴求力が無い (製品ライフサイクルの経年劣化が著しい)
– 世界で戦えないコスト構造(取引業者や社員が30年前と変わっていない)
一方、地球上では『市場があり、商材に訴求力があり、海外業者とのコネがある』、だけど、人がいなくてプロジェクトが回らないという前提で事業が運営されているマーケットも存在します。
– 市場がある(市場が衰退しておらず、規模も一定以上ある)
–  商材の訴求力がある (製品ライフサイクルの経年劣化がない)
–  世界で戦えるコスト構造(海外の人材や業者へのアクセス)
ですので、『ビジネスとヒトが出会う場所』というテーマで書き続けます。。。
会わない・会話しないプラットフォームの登場(ビジネスとヒトが出会う場所)
展示会や新聞・雑誌(テレビ)などの対面での接触ではなく、非対面チャネルの登場が顕著になってきた。
 BuyerとSellerをつなげるプラットフォーム
(i.e. keyword search, ads purchase, online movie, boradcasting live, shopping cart,  vacation rental, etc)
 音声を認識する家電製品
(i.e. Amazon Go, Amazon Echo, speakers in autonomous transortation vehicle)
 相互に接続された産業機器・デバイス
(i.e. GE’s realtime sensors attached on aircraft engines, medical equipments at hospital, etc)

 衛星インターネット回線の普及 (通信衛星の運用管理の進展)
(i.e. 通信インフラのない途上国でも、スマホを使ってインターネット回線を利用)

興味・関心の多様化、デザインの細分化 (PERSONA)
最近、電車に乗っていない方、乗ってみてください。 5路線ぐらい、乗ってみて、座っているヒトを観察すると、マーケットの匂いを感じ取れると思います。
学生・会社員・フリーランスなどの所属、性別や年代、趣味&関心、ストレス解消法、余暇の過ごし方、将来の姿など、多様性極まりないですが、企業(advertiser)は、どこに・誰向けに広告を出しているのか想像できますか? Facebook/LINE/Twitterなどのプラットホームもあります。。。。
広告スペースを 売りたい人 と 買いたい人 が出会う場所はどこでしょうか?
また、働きたい人 と 働いてほしい人 が出会う場所は、どこか?
『ビジネスとヒトが出会う場所』
『ビジネスとヒトが出会う場所』、そこは 意外にも、『人と会わない・会話をしない場所』
続く。。。

業界の垣根が融けあっている。。 (冒険者 終)

ビジネスの成長を考えたとき、他社の買収やベンチャー企業のインキュベーションなどを除けば、マーケティング活動は依然として必要となる。一方で、産業のデジタル化、小売店舗とウェブ店舗の連結、サプライチェーン4.0、統合CRMなど、業界の垣根が溶け合っているという指摘もある。

普段のお買い物、日々の業務、マーケティング活動、産業全般、、、多くの分野でデジタル化が進んでいる。。。21世紀に入り、人工知能、宇宙旅行、衛星通信といった領域の話をするヒトが、ベンチャー企業中心に増えてきている気もする。。。

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顧客接点の多様化・マーケティングのジレンマ

 

速すぎる事業環境の変化 (冒険者 その4)

デジタル・マーケティング、統合CRM、サプライチェーン4.0など、時代の前提条件やキーワードは、年々、変化を続けてきた(産業のデジタル化)。その変化をリードできるのはいつも、ベンチャー企業の機動力だったのではないだろうか。 ベンチャー企業向けのインキュベーションがもっと優先される仕組みが、あってほしいと強く思う。
【速すぎる事業環境の変化】
例)衛星通信網の発達により、ネット回線・電話線が不要になる。(Base of Pyramidの人々によるスマホ・ショッピングが始まる)
例)カフェの前を通るヒトに、ハイネケンのクーポンをプッシュ通知。お店でたら、ありがとうクーポンをプッシュ通知 etc(ジオロケーション・センサー )
例)SNS platformにオンライン販売機能が付く。(FacebookやLINE etc 詳細確認中 )
例)ウェブや店舗で商品が販売された瞬間、配送や在庫補充・生産プロセスが動くし、来店顧客情報は利用促進施策や製品企画に流れる。
次の目的地、お決まりですか?
整備されていない頂上までの道のりでも、失敗から学び、仮説検証を繰り返してきたヒトがいます(冒険者)。
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【参考】 小売店舗のデジタル化 (ICタグ、カメラ、マイクの活用)
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Reference : http://www.huffingtonpost.jp/tak-miyata/amazon-go_b_13521384.html
【ICタグ】 商材にICタグを貼付することで、多くの情報の書き込みことができ、また、センサーによる読み込みが実現する。
-来店前の閲覧履歴・興味関心をベースとした、クーポン配布(プッシュ通知)
-小売店舗における販売トレンドの把握(生産・出荷側との同期)
-出荷・納品・返品・フルフィルメント
-生産・加工・流通などの工程や経路のタイムスタンプ蓄積

【カメラ&マイクの設置】
-店舗内の動きをトラッキング
-手に取った商品の画像を認識する
-位置を音から特定 (Amazon Echoのコア技術)
-店内をどのように動いているのかを監視・蓄積

※Amazon Echoのコア技術では、音による位置情報(店舗内のどこにいるか)の把握ができる。
※赤外線、圧力、重量センサーなど多数のセンサーが商品陳列棚に設置されている

需要喚起(nurturing)や案件化確度の数値化(scoring) (冒険者 その3)

需要喚起(nurturing)や案件化確度の数値化(scoring)のステージに関しては、無意識に通り過ぎてしまう(業務手順がない)方が多いかもしれませんが、概念的には次のようなことをします。
-イベント開催  + 見込み客向けのデジタル・コンテンツ
-継続的なイベントの企画+定期的な招待状送付
-新規顧客獲得に向けた導線の整備 (Ggl, Amzn, Twitter, FB,eNewsから登録ページなど)
-既存顧客向けの利用促進施策の立案& キャンペーン事務局の運営

【課題】大企業の場合、コンテンツ管理が細分化されており、サイト内のページ数が多く、階層が深すぎる。
【課題】キャンペーン関連のシステム障害で、現場(コールセンター等)が疲弊してしまう。
【課題】キャンペーン事務局が、現場(コールセンター等)から遠いところにある(外資の場合、海外。)
【課題】キャンペーン・システムのアップデートで現場は混乱(i.e. 事務局側では善意ある改善活動)

『速すぎる事業環境の変化』 (冒険者 その4) へ続く。。。

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