衛星の電池切れ・通信障害・宇宙ごみ (宇宙ビジネスのチャンス)

世界の富豪たちのツイッターを見る限り、今の彼らの関心ごとは『ロケットや人工衛星』にあるようだ。先日、新宿紀伊国屋書店に行ってみたが、宇宙や人工衛星関連の本もたくさん置いてあった。
宇宙環境という、地球の前提条件とは異なる空間における経験から、宇宙環境特有の様々な課題も指摘され始めたようだ。【人工衛星のバッテリー切れ】 【通信障害】 【宇宙ごみ(デブリ)】など、国境を越えてチャレンジしていかなければならない課題もあるが、転びながら前に進む、ベンチャー企業の活躍・エコシステムの形成が期待されているのだろう。
【人工衛星のバッテリー切れ】
人工衛星には、半導体デバイスや制御系回路やセンサーなど、非常に繊細なデバイスが多く搭載されている。地球の周りの宇宙空間では様々な要因が複雑に絡み合い、人工衛星が姿勢を崩すことがある。 姿勢を崩した人工衛星の太陽電池パネルは光が受けられなくなり、バッテリーが切れ、制御不能となり、スペースデブリとなる。(場合によっては、誤って大気へ突入し、消滅する。)
【通信障害】
軍のミサイル探知レーダーが機能停止してしまったり、民間航空機における飛行中の地上との通信途絶も頻繁にあるようだ。Solar flare(太陽フレア)、Coronal Mass Ejection (コロナ質量放出)、Coronal Hole (コロナホール)、Magnetic storm(磁気嵐)、Geomagnetic field(地磁気)などが要因としてあるようだが、非常に専門的な領域ですので、原因については、下記参考文献をご参照ください。
【宇宙ごみ(デブリ)】
地球の周りの宇宙空間には、彗星の欠片をはじめ 古い衛星の残骸、衛星破壊実験の残骸など様々なスペース・デブリ(宇宙ごみ)が漂っている。人工衛星やロケットにとっては、10cm程度のデブリでさえ、致命傷になる。 宇宙ステーションに望遠鏡とレーザー設備を配備し、レーザー照射によりデブリの速度を減速させ、大気に落とす(燃え尽きる)こころみもあるそうだ。
【参考】 詳細は下記参考文献を参照ください。
『宇宙災害』  (片岡龍峰 著、DOJIN選書 #072、2016年11月 )
“Space Disaster” (Ryuho KATAOKA, DOJIN Sensho #072, Nov 2016)
気象衛星、民間航空機の地上との連絡、車のカーナビ、スマホ内蔵のGPSセンサーなど、私たちの生活は、人工衛星や衛星通信とのかかわりが深い。衛星通信への需要が高まりを見越して、人工衛星の整備をはじめる企業もあると聞く。低高度の軌道を周回する通信衛星などへの投資が加速すれば、どこでもインターネットに接続できる環境ができあがる。そうなれば、世界人口のほとんどを占める層の人々(ピラミッドの底辺, Base of pyramid)は、スマホ・デバイスを使いながら商取引に参加できるようになるのだろう。 国境を越えた小売販売、オンライン決済、売り上げの口座の管理、国際送金など産業のデジタル化も加速する。
Super Low Altitude Test Satellite
JAXA Project site (SLATS)
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