予測困難な状況の中、『創造・発想』するチカラ

企業の事業サイクル、製品サイクル、内部統制、スチュワードシップ、海外比率の向上、成長分野への投資などが叫ばれて、軽く20年は経過するのではないだろうか。
20年以上前からいわれているように、『これまで経験したことのない状況に直面したとき、これまで蓄積してきた経験や知識が役に立たない』という見解がある。同時にこれは、豊かさを追い求めた20世紀後半に築きあげられた成功体験が、革新を阻害してきていることを指す。
ちくま文庫から出ている『増補 サバイバル』 (服部文祥 )という本を読んだ。北アルプスを日本海側から南下縦走するヒトのサバイバル日記といった内容で、266ページあたりにある記述が、興味深かったので引用させていただく。
【複数の選択肢がある場合】
せわしなく観察して、怪しい仮説を消していく(更新には体力が必要)。
【有望な選択肢がない場合】
見切り発進する。少し試してみて、感じを確認しながら進んでいく。
【選択肢がない場合】
行動する、ただそれだけだ。蒸留された『原始な意志』が浮かび上がる。
企業や労働者の多くは、日々様々なことを経験しノウハウを蓄積してきた。これは、豊かさを追い求めた20世紀後半に築きあげられた成功体験が、革新を阻害してきていることを指す。『蓄積してきた知識や経験を周囲に説明すること』に多くの時間を費やしてしまってはいないだろうか。 時間配分という観点で大きく欠落している領域として、『創造や発想』があげられる。
この『創造や発想』こそ、生き延びるための進路選択には不可欠だ。