サービスのデジタル化が大企業ほど進んでいない理由

みなさんご存じの通り、規模が大きな企業ほど、クラウドサービスの活用が進んでいません。サービスのデジタル化が大企業ほど進んでいない理由や背景、そしてこれからの課題について。

まずは、モノをお客さんに売る側(会社)の話。社内で行っている業務全般の流れについてです。お客さんがある日突然お客さんになるわけではなく、次のようなステージを経て、お客さんになります。
『潜在顧客から見込み客の絞り込み、見込み客から新規顧客の獲得、新規顧客からずっと使ってくれる顧客』

世界で事業展開する企業のほとんどは、大規模システムを活用しながら次のような業務を回しています。

■取扱商材を知ってもらう
消費者のライフスタイルが多様化する中、ターゲット顧客へリーチするには、オーディエンス、チャネル、コンテンツを考える必要があります。
年齢、性別、住んでいるエリア、興味関心、よく見るメディア/コンテンツなどを手掛かりとしながらオーディエンス、チャネル、コンテンツを考えます(コミュニケーションプラン)。
※年齢、性別、住んでいるエリア、興味関心、よく見るメディア/コンテンツ

■試しに手に取ってもらう
『お得なキャンペーン、今なら1か月無料体験』といったキャッチコピーを駅前やスーパー、ネット広告でみかけますね。 法人向けビジネスでも、トライアル評価版といった形で、お試しキャンペーンが展開されることがあります。
※お名前、メールアドレス、電話番号、住所、部署名(法人向けの場合)、ジョブタイトル、デモ商材の希望(有無)、予算、導入時期

■おカネを払ってもらう
店頭であればキャッシュ、クレジットカード、電子マネー決済
法人取引であれば、アカウント開設の際に、銀行口座やクレジットカード番号登録があります。
※銀行口座やクレジットカード番号 (もちろん名前、メールアドレス、電話番号、住所も)

■末永く使っていただく(カスタマー・エンゲージメント)
購買後に何か不都合な点などないかどうか、コールセンター(チャット)などを通じて、お客さんとコンタクトを取ります。
※お客様番号(名前、メールアドレス、電話番号、住所、取引履歴、問い合わせ履歴などの情報が参照できる)

様々なクラウドサービスの組み合わせでオペレーション(日々の業務)を回している企業がほとんどだと思います。サービス・オペレーションが、クラウド・ベンダーに依存しているのであれば当然のことながら、外部ドメインに対するデータの出し入れがあると思います。

【参考】取り扱う情報の例

年齢、性別、住んでいるエリア、興味関心、よく見るメディア/コンテンツ、お名前、メールアドレス、電話番号、住所、部署名(法人向けの場合)、ジョブタイトル、デモ商材の希望(有無)、予算、導入時期、銀行口座やクレジットカード番号 (もちろん名前、メールアドレス、電話番号、住所も)、お客様番号(名前、メールアドレス、電話番号、住所、取引履歴、問い合わせ履歴などの情報が参照できる)。また、顧客接点の観点でいえば、ウェブ、モバイル、コールセンター、請求管理、マーケティング・営業などの部署があります。

デジタル・サービスを推進するにあたり、サービス・オペレーションの運営や変更管理の面で、苦しい思いをしている経営者も多いのではないでしょうか。自社からは見えないところ(外部ドメイン)で、サービス・オペレーションが回っているため、責任の所在や潜在リスクもぼやけてしまうのかもしれません。

デジタル・サービスのビジネスインフラ(実行環境)についてはどうでしょう。通信回線、ユーザー認証、ネットワーク制御、サーバー(web, App, OS, DB)、トークン、暗号化などの技術要素の集合体がシステムなのですが、それぞれの技術要素が目まぐるしく変化しているため、統合管理が非常に難しくなっています。通信回線、ユーザー認証、ネットワーク制御、サーバー(web, App, OS, DB)、トークン、暗号化といっただけでも6分野あり、各分野の各技術要素で、セキュリティ対策用のパッチがリリースされ続けているのが現状となっています。サーバーなんて100台、1000台といった単位で企業はシステム運営しているのです。

【参考】セキュリティの専門家が足りない
欧米では近年、国や企業に対するミステリアスなサイバー攻撃がいくつも確認されている。首都圏で一斉に停電になったり、ATMがある日突然使えなくなったり、コンテナ船を運航する会社の本社システムが止まったり。。。日本でも、影を潜めている何者か、侵入しているのかもしれませんね。

Data center facility, security guard, backup location, CCTV, alarm, user authentication / password lifecycle / multifactor authentication / device & traffic control (IP, MAC, Port) / API tokens / site-to-site VPN / encryption & Hash algorithm (in-transit & at-rest) / Wed Apps Security, Intrusion detection (signature, anomaly, behavior) / log file (storage)

以上が、デジタルサービスの舞台裏の話。演劇にたとえて言うなら、舞台を見る側の話でもなく、舞台上で演技をする側の話でもなく、舞台の仕組みの話です。

サービスのデジタル化が大企業ほど進んでいない理由や背景としては、会社を構成する個々のチーム規模が大きいこと、顧客接点がオンラインと対面オフラインに分かれていること、エンタープライズ・システムの構成要素が細分化(担当者の専門職化)していることなどが挙げられます。こんな時代の経営者はおそらく、神経をすり減らしながら、毎日がサバイバル生活なのかもしれません。

項目や活動を、それぞれの相対的な重要度の順に並べる(優先順位)

日本列島のビジネスパーソンの多くはおそらくこんな感じで一週間を終える。
  -大量のメールを読みこなし、
  -業務手順が頻繁に変わるたびに、現場が混乱(ベテランに仕事が集中)
  -トラブルシューティングが発生し、残業
  -システムが処理しやすいように手間をかける(業務システムに人間が合わせる)
  -社内には、疲れきった雰囲気がたちこめる
  -社内外からの問い合わせに、当日中に返信・回答(受験勉強の余韻の反射神経だろうか)

そして心の中で次のように叫んでいる。
   -キャパ越えで疲弊し、まだ歯を食いしばれというのか。。。
-残業を減らせって言うまえに、全体のスキル向上を実現してください
-家庭の中で、自分の時間や静かな書斎が欲しい(スキル身につけたり)
-社内の人間関係に疲れた(頭の中にあのひとの言葉が焼き付いて離れない)

事業環境の変化とチーム全体の実力(PEOPLE / PROCESS / SYSTEM

サービスをデジタル化しようという声があちこちで聞かれるようになりました。別の言い方をすれば、サービス・オペレーションを構成する『PEOPLE, PROCESS, SYSTEM』全部のデジタル化の話であり、国や企業は学び続けている様子がうかがえます。

座学やOJTといった伝統的なやり方もありますが、新しい学びのスタイルもありますね(Hot-to動画、情報商材など)。忙しい毎日の中で、学びの時間を作ることは非常に困難です。週休3日制の話などありますが、『Work & Life』のバランスが非常に重要なのだと思います。

~新しいことを学ぶ / 学ぶ時間を作るコツ~

PHASE-1:
To control expectations and minimize the maintenance work (i.e. legacy systems)
PHASE-2:
To rebalance your Work and Life (i.e. allocate 2 hrs daily for learning new skills)
PHASE-3:
To develop the capability for the digital operations (PEOPLE, PROCESS, SYSTEM)

Work-from-home ~まだ見ぬ未来の顧客は今、どこで・なにを~

コロナが始まってから、我が家の朝食がエッグマフィンになった。うちの近所のスーパーでよく買うのが、卵、スライスチーズ、バター、マヨネーズ、ケチャップ、イングリッシュマフィン、ハム。支払いは、クレジットカードなのですが、暗証番号を指で入力させられるのが、ちょっと嫌ですね。。。work-from-home 時代のショッピング体験も変わってくるのかもしれませんね。

Work-from-homeという新しいトレンドの中で、次時代商品やサービスのリリースが期待される今日この頃です。エクイティ市場では、ハイテク銘柄がずいぶん伸びているようで、クラウド関連の銘柄は、work-from-home 時代のビジネスインフラといえそうです。

Work-from-homeという新しいトレンド(四半期レポート:2020年4月~6月)
外出を避けるライフスタイルが浸透しはじめてから、もう半年が経とうとしている。一方で直近の業績発表を見聞きすると、観光、外食、百貨店、SIerなどは収益や利益率の低下に苦しんでいるとある。SIerに至っては、クラウドベンダーによる浸食により、これまでの開発・保守・運用需要が低下するといわれている。たしかに、GCL/AWS/ORCLなどは最近、グローバル企業との直接コラボを加速させているように感じる。

米国では2019年前あたりから、エッジ側でデジタルサービスを構築しようとする取り組みが始まっているようです(ブロードバンドの民主化とエッジコンピューティング)。通信規制の緩和が進み、幅広い帯域(高周波数)が民間企業に解放されることで、クライアント各社が独自のデータ通信事業部を立ち上げ、大容量データ通信を無料開放することが可能になります。小売店舗・商業ビル・医療機関などが、会員限定のネットワーク網を独自に構築できることになるので、顧客接点(ポータルサイトやネットワーク)をめぐる覇権争いは激しくなるのかもしれません。

また、2020年の春ごろからでしょうか、米国市場では『contactless』というキャッチコピーが、デジタルコンテンツ上で頻繁に使われるようになりました。スマホ・メーカーもそこを意識してか、非接触型の決済機能(NFC通信)をウォレットに組み込んでいると聞きます。米国ファーストフードでは、数年前から、ショッピング体験を刷新する取り組みを始めており、Curbside PickupやBOPIS(※)などが、ライフスタイルに溶け込んでいるようです。

    ※BOPIS: Buy Online Pickup In Store(注文はスマホで、ピックアップは店頭で)

商品を選んで、支払い方法と受取方法の選択といった消費者視点の流れはごく当然に見えますが、ECオペレーションを運営する側にとっては、『受注・決済・配送』という流れだけではなく、『受注・決済・ときどき店舗ピックアップ』という流れもサービス・オペレーションに組み込まれるわけです。受注、支払い、配送、来店対応など、それぞれのチームが持っている情報が、おそらく、リアルタイムに統合され、可視化されているのでしょう。『配送 : ピックアップ』の比率がダイナミックに変化する環境下では、サービスのパフォーマンスが、マンパワー・リソースのアロケーション(精度・頻度)にドライブされそうですね。

ヒト握りの担当者だけがやらされる『システム運用』
専門人材の不足(離職や採用難)により、セキュリティポリシーに沿ったシステムの運用ができなくなってきている。背景にあるのが、システムの複雑化。
テクノロジーとマーケットの変化に伴い、この20年~40年の間に企業では様々なシステムを導入してきた。システムの構成は複雑で、それぞれのITベンダー(構成技術要素)によってメンテナンス方法が異なる(例:暗号通信、ネットワーク、認証、ドメイン管理、アプリケーション、ストレージ、コンピューティング)。

Work-from-homeという大きなうねりの中で、事業の収益性を維持・向上させる施策とは?まだ見ぬ未来の顧客(潜在顧客)は今、どこで、何を、なぜ、それをしているのでしょう。

【新しいアプローチの模索:~CONTACTLESS~】
顧客理解に向けたマーケティング・アプローチとして、次のようなやり方がありますが、今の状況ですと、どれも現実的ではありませんね。。。
  ●専門誌・ビジネスジャーナル・決算書
●サーベイやリサーチレポート(ライフスタイルのトレンド)
●ラウンドテーブルやミステリーショッパー調査
●コールセンターでサウンディング
●展示会・セミナーでの対話・トレンドセッティング
●顧客事業所の訪問
状況が困難であればあるほど需要が高まりそうなビジネスといえば、マーケティング・リサーチでしょう。マーケティング・リサーチ・エイジェンシーたちは、顧客理解の専門家集団で、ずっとまえからこう言っている。
リテンション、ブランド・アドボケイト、
エモーショナル・アタッチメントなどのファクターが、
事業収益性の重要なドライバーとなっている。

 

未来の風景を描くチカラ~創造や発想に時間を配分する~

ビジネスを取り巻く環境はダイナミックに進化を続けており、私たちが目にする製品やサービスの多くは、すでにコモディティ化しているといえるでしょう。コモディティ化の先には、安売り案件の増加により、疲弊する社内風景が想像できる。
機能面以外で差別化する視点を取り入れる企業では、Customer Experienceをredesignしようとする取り組みもある。見込み客から新規顧客、既存顧客や優良顧客など、アカウント・ライフサイクル全般のエンゲージメント施策においても、デジタル化は進んでいる。データ統合やデータオペレーションといった新しい職種に対する人材ニーズが高まっている一方で、今日のジョブマーケットでは、データ・エンジニアやデータやサイエンティストが不足しており、人材の発掘や採用・リテンションが非常に難しくなってきていると聞く。
日本人は世界一「スキル不足」
「ヘイズが2018年にオックスフォードエコノミクスと共同で世界33か国・地域を対象に行った調査研究によると、日本の『人材ミスマッチ』は世界最悪のスコアで、企業が求めているスキルと、実際に求職者が持っているスキルが大きくかい離している事がわかっています。背景には、スキルを上げることが現職や転職先で評価され、より高い報酬に直結している欧米と比べ、日本は終身雇用が根強く、スキルアップすることが必ずしも評価や報酬に反映されない事から日本のIT人材はスキルアップに対する意欲に乏しい傾向にあるといえます。企業は、評価制度を見直し、パフォーマンスやスキルに重点を置く事で、IT人材のスキル不足解消につながるでしょう。」
Source: ヘイズ IT人材のスキルアップに関する実態調査 (Hays Japan / Aug 2019)
クラウド市場ではMSFT Azure, AWS, Googleによって、新たな歴史の1ページが作られつつある。iPhoneやアンドロイドを中心に、次世代platformの覇権をめぐる争い(Ecosystem Dominance)が繰り広げられている。
Ecosystem Dominance by Android
Device/Gadget   :Pixel / Chromebook
Web Browser     :Chrome
Automotive        :Auto / Automotive OS
OS                          :Android / Chrome
Home IoT            :Nest Hub Max / Google Home
Search                  :Google Search /Assistance / Lens / Photo
Develop Tool      :Android Studio (Flutter / Dart / Emulator etc)
Infra/Platform   :Google Cloud Platform
Ads Trade            :Google Ad Manager (Former “DoubleClick for Publisher”)
スマートフォン、タブレット、TV、Wearable デバイス、スマート家電、自動車など、Androidベースの アプリ開発が簡単になってきているようだ。ということで、グーグルからリリースされている画期的なアプリ開発ツール群を覗いてみることにした。『Android Studio』という開発支援ツールをWindows PC(家庭用)に入れ、UI開発ツール『Flutter』もインストールした。ネット上の諸先輩方の苦労話は聞いていたが、ツールのインストールに非常に時間がかかる。『Android Studio』のインストールからサンプルコードを実行するに至るまでの工程は私の場合、15時間くらい(涙)かかった。『Android Studio』をインストール後、『Flutter Projectを作る』を選んで、エミュレーターを起動し、サンプルコードを実行してみた(スクリーンショット参照)。
flutter demo.png
Android Studio内で​サンプルコードを実行(+ボタンを押した回数をカウントされる)

 

環境の変化が早すぎるため、自社養成プログラムやオリジナル教材を開発するのは非常に苦労する。このような状況では、中長期的なビジネス・プランを描くことがほとんど不可能となるため、『スキル不足による事業の継続性リスクあり』といった企業評価を、融資担当や投資家、そして未来の転職人材にされてしまう恐れもでてくる。
『顧客と対面する従業員は今後、デジタル化を続けるこうした新しいビジネスの仕組みを十分に理解していなければ、担当職務の遂行が非常に困難になることでしょう。ビジネスの仕組みを十分に理解していな従業員に難易度の高い仕事を任せた場合、管理・監督の役割を担うものにとって、労務管理上のリスクでもあるかと思います。取引履歴や顧客情報の取り扱いに関し、一定以上の知識とスキルを持つことが求められる時代となりました。』
(https://www.comptia.jp/information/2019/05/comptia-dod.html)グ無し、残業あり)
戦略と整合性のある人材開発(Re-skilling)を強化しようと考えるとき、社内に流入するトラフィック(業務量)や社内で回遊するゾンビプロジェクトを、管制塔のようにコントロールする必要があるだろう(Resource Capacity Plan / Demand Management / Revenue Quality Management / Internal Audit & Risk Management etc)。
誰も止められない、社内プロジェクト (スキル開発も、導入後のメンテ要員確保もない)
●一部のベテラン社員がオペレーションを回しているため、頼られるベテランは疲弊
●ハイブリッド・マルチ・クラウドな環境で、情報インフラの運用担当は疲弊(離職)
●業務が複雑すぎるため、ノウハウの蓄積が困難(再現性が低く、引継ぎができない)
●日々のトラブルシューティングで疲弊し、現場が顧客視点を失っている
●必要とする専門家(社内に無いスキル)は明確だが、彼らの市場価値が高すぎて支払えない。
●主体的な学びを促進する仕組みがない(課題発見スキル無し、コーチング
環境の変化が、私たちの心の準備を待ってくれることはない。ビジネススクールの教授陣も、これまでのケーススタディや処方箋が通用しない時代だといっています。私たちの周りには『答えのない課題』があふれています。『直面している課題が分からない』という課題もたくさん、非常にたくさん、本当にたくさんあります。
abc
豊かさを追い求めた20世紀後半に築きあげられた成功体験が、革新を阻害してきているといわれる。『蓄積してきた知識や経験を周囲に説明すること』に多くの時間を費やしてしまっているからだ。現代人に欠落している領域として、『創造や発想への時間配分』があげられるのだそうだ。ちくま文庫から出ている『増補 サバイバル』 (服部文祥 )という本を読んだ。北アルプスを日本海側から南下縦走するヒトのサバイバル日記といった内容で、266ページあたりにある記述が、興味深かったので引用させていただく。
山の中で道に迷い、方向感覚を失ったときに、生き延びるチカラ
【複数の選択肢がある場合】
せわしなく観察して、怪しい仮説を消していく(更新には体力が必要)。
【有望な選択肢がない場合】
見切り発進する。少し試してみて、感じを確認しながら進んでいく。
【選択肢がない場合】
行動する、ただそれだけだ。蒸留された『原始な意志』が浮かび上がる。
Source:『増補 サバイバル』 (服部文祥 /ちくま文庫)
『創造や発想への時間配分』がビジネスパーソンに求められる時代、週休三日制を導入した企業もあると聞く。『未来の風景を描くチカラ』は、アトリエで創作活動に没頭するアーティストのスタイルに似ているのかもしれない。

夏のヴァカンス、その前に。~トラベルクリニックでワクチン接種相談を~

朝日が昇る時間もだんだん早くなっており、正月に6:50だった東京の日の出の時間も、5月30日は4:28となっております。また、国立天文台のサイトによると、5/30の札幌の日の出は、3:59だそう。
日が長くなり、屋外での活動がしやすい季節になりました。この春・夏のシーズン、休暇をとって海外旅行に行く方もあるかと思いますので、ワクチン(予防接種)についてご紹介します。
海外渡航のためのワクチン(厚生労働省検疫所)
【A型肝炎】 途上国に長期(1か月以上)滞在する人
【破傷風】 現地でけがをする可能性の高い人
【狂犬病】 イヌやキツネ、コウモリなどの多い地域へ行く人で、特に近くに医療機関がない地域へ行く人
【日本脳炎】 流行地域に長期滞在する人(主に東南アジアでブタを飼っている農村部)
【麻しん風しん】 海外へ渡航しない人も含めて、すべての人
【ポリオ】 アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリア、パプアニューギニア、モザンビーク、ニジェール、コンゴ民主共和国、シリアなどに行く人
【黄熱】 アフリカや南米の熱帯地域。黄熱予防接種証明書を入国時に要求する国や、乗り継ぎの時に要求する国もある。
【髄膜炎菌】 呼吸中に生じる飛沫や咽頭分泌物を介して感染。感染者とのキスやコップの共用、寮生活など、緊密な接触が感染の原因。

 

注意したいのが、予防接種は一回で終わらないという点。種類によっては、2~3回、接種する必要のあるものもあります。数年前にトラベルクリニック(旅行外来)で、10種類ぐらい摂取したことがあります。保険適用外でしたので、たしか10万円弱払った記憶があります。
トラベルクリニック、旅行外来等の医療機関で、接種するワクチンの種類を相談しましょう。(出発の3か月以上前から)

Cost of Living in Israel (i.e. McDonald’s costs US$18)

Here is what I got today at McDonald’s here in Tel Aviv.  The Mac Combo was 65 Shekel or US$17.9 (1 USD = 3.6 Israeli Shekel, Mar 2 2019).

 


[Remarks] What I have Observed in Israel (Feb 23 – Mar4, 2019)

2019年2月下旬、10日間の日程でイスラエルを訪問した。成田からテルアビブまでの移動に、20時間ほど費やしてしまったので、現地滞在は、正味7日~8日といったところだ。
現地1日目の朝は、テルアビブ中央駅(Tel Aviv Central Station)からベエルシェヴァ(Be’er Sheva)までの電車移動となった。この日は日曜だったので、電車の中は、週明けの勤務に向け配属先の南部の基地に戻る兵隊で一杯だった。兵隊たちは皆、マシンガンを肩にぶら下げている 汗。(17歳あたりから2-3年、徴兵制があるそうだ)。電車の終着駅、Be’er Shevaでは、駅に隣接するバスターミナルで、ミツペラモーン(Mitzpe Ramon)行きのバスに乗り換えた。この日の宿泊地ミツペラモーンは、イスラエル南部にある村で、イスラエルのグランドキャニオンとも呼ばれているエリアにある(気候や風土は、アリゾナ州北部やニューメキシコ州辺りにそっくりだ)。ミツペラモーン(Mitzpe Ramon)に二泊し、移動の疲れをいやした。
3日目の朝は、バスで北上し、世界遺産に指定されているマツァダ(Masada)に滞在。歴史は苦手分野なので、ざっくり書きます。 ローマ軍が地中海沿岸の国々を支配していた時代(2千年前のローマ時代)、ローマ軍による支配・ローマへの服従を拒否した現地の人々は、このマツァダ(Masada)の地に逃げてきた。砂漠エリアにそびえたつ巨大な岩(台形の台地で標高も数百メートルある)の上に、二年以上もの間、立てこもりを続けた場所だ。ここでいう『現地の人々』とは、ユダヤ人であり、現代ユダヤ人の先祖だそうです(理解・表現に配慮が足りない面もあるかと思いますが、ご容赦ください)。
※前にも述べたが、イスラエル南部の気候・風土は、米国アリゾナ州北部やニューメキシコ州辺りにそっくりだ。とはいえ、日本には無い風土・風景なので、想像が難しい。まあ、ざっくり言ってしまえば、ローマへの服従を拒否した現地の人々が、モニュメントバレーの様な岩の塊の上で、立てこもりを続けたといえば想像しやすいだろう。
4日目は朝ごはんの後すぐに、dead sea(死海)へ向かった。塩分濃度が高く、人間が浮いてしまう、あの湖だ。公営企業のにおいがプンプンする、Ein Gedi Spaといわれる地区で、入場料を払い、浮かんできました(湖の底はゴツゴツしているので、にゅうすいの際は、ビーチサンダルが必須です)。死海スパ体験を終え、バスでエルサレムに移動。
4日目、5日目は、国際観光都市エルサレム(Jerusalem)に宿泊。市内を走るトラム(路面電車)の車内アナウンスは、現地語のヘブライ語の他に、アラビア語や英語の三か国語となっている。エルサレムには、キリスト教のイェスが生まれた場所や十字架にかけられた場所や、ユダヤ教にとって大切な祈りの場所(嘆きの壁)もあり、日本人など観光客も見学が可能。ただし、神聖な場所に入る際には、頭にキッパをつける必要があることもあると聞いたことがあります(理解・表現に配慮が足りない面もあるかと思いますが、ご容赦ください)。
6日目の昼ごろ、テルアビブに向けてバス移動。6日目、7日目は、テルアビブやヘルツリヤ(Herzliya)の街で過ごした。Tel Avivは20代~30代の人口が多い気がする。街中では、Lime や birdといった電動スクーターに乗るヒトが多い(が、歩道のド真ん中で乗り捨てられているスクーターが多いのは残念)。街のレストランでは、エスプレッソをはじめ、ピザやラザニアなどがあふれていた(イタリアの食文化が入っているのだろうか)。また、大通りの路面店では、歩道にまで、テーブルスペースを自主拡張しているレストランもたくさんあった。『テーブルを囲み食を楽しむのも、公共の利益であり、歩道を歩く人よりも優先順位は高くしてよろしい』といった世論や政令があるのだろうか。。。金曜の午後15時ごろから、テルアビブのレストランは、テーブル席に空きがないほど混雑(新宿駅のラッシュアワーに匹敵)していた。
8日目の早朝、朝食後にビーチを散歩し、タクシーで空港へ向かった。
~~イスラエルで見つけたこと・感じたこと~~
イスラエル南部は、景色・風土が、米国南西部に似ている。
イスラエルには、2000年前~3000年前の生活の跡がのこっている(遺跡・世界遺産 etc)。
テルアビブの北側にある街(Herzliyya)には、ハイエンド企業群が集まっている
(Microsoft / WeWork / Ritz Carlton / Lexus / IT venture fund etc)
現地に住む日本人ビジネスマンや学生と、予定通り会食もできた。
軽めの外食で、毎回絶対、2000円以上。(食費予算は、一日10,000円必要です 涙)
[Remarks] キャノン (BriefCam) / 安川電気 (ReWalk Robotics) / トヨタ (Autotalks)
ソフトバンク (Cybereason)など、イスラエルに投資している日本企業の数も増えているそうだ。
【注意】2019年3月、テルアビブ近郊へ向けたミサイル攻撃があったようです。3月14日にはTel Avivの街の上空に、3月25日にはMishmeret(テルアビブから 25キロ北にある町)の民家に打ち込まれた模様。

ヒマラヤ・トレッキング(Annapurna base camp)

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今回の旅は、日本人のアスレティック・トレーナー(※)に帯同していただき、血中酸素濃度など細かくコンディショニングを見てもらう実験的なトレッキング(詳細はこちら)でした。
※【アスレティック・トレーナー】
プロ野球、プロサッカー、プロ・ラグビーなどトップ・アスリートの成長を陰で支えるプロ。怪我の予防からリハビリを含め、成長曲線の末端付近にある選手の潜在成長力をギリギリまで引き出すことを目指す(パフォーマンス最大化)。アスレティック・トレーナーの多くは、自身もトップ・アスリートだった経歴を持つ方が多いそうです(スポーツ推薦で大学進学etc)。スポーツ推薦が集まる大学(トップ校)では、クラスメートのほとんどが日本代表・世界大会の経験者。新入生へ投げかける教授陣の言葉は、『食っていける奴は限られるから、在学中に他の進路を探すように』。

 

日程(10日間のヒマラヤ・トレッキング)
[Day 0] Landed at Kathmandu Airport and stayed there (as Day 0)
[Day 1] Kathmandu~(by car)~Nayapul ~Birethanti~Hille
[Day 2] Hille ~ Ghorepani (2880 m)
[Day 3] Ghorepani ~ Tadapani (2600m) ~ Chuille (2245m)
[Day 4 ] Chuille ~ Chomrong ~ Sinuwa (2340m)
[Day 5] Sinuwa ~ Duerali
[Day 6] Duerali ~ Annuapurna Base Camp
[Day 7] Annuapurna Base Camp ~ Sinuwa
[Day 8] Sinuwa ~ Landruk
[Day 9] (spent two nights in Landruk)
[Day 10] Landruk ~ Pokhara (am)
[Day 10] Fly back to Kathmandu from Pokhara (at noon)
一日あたりの費用(NPR 1 = JPY で換算)
[JPY 500] ロッジ
[JPY 3,000] 食事・軽食(休憩時の菓子やブラックティーetc)
[JPY 2,500]Trekking Guide(カトマンズで手配した、30年のベテラン。英語のみ。)
[JPY 10,000] カトマンズからポカラまでの国内移動(片道航空券)
※現地で使ったお金は、合計10万円程度でした。
※10万円 = トレッキング10日間(0.6万円 x 10 days) + 国内移動(2万円) + カトマンズのホテル(2万円)
出発までに準備したこと(詳細はこちら)
4000m程度の低酸素室(東京・千駄ヶ谷)で高所テスト(含 呼吸訓練/踏台昇降/仮眠/SPO2&脈の測定)
旅行外来のあるトラベルクリニック(東京・千駄ヶ谷)にて、ワクチン接種(A型肝炎/腸チフス/狂犬病/日本脳炎/TdaP(破傷風etc))

はじめてのネパール カトマンズ (as of Sep 2017)

以下、カトマンズの風景(観察日記)です。
※都心部と山岳地区のギャップが激しいという点で、注意がひつようです。山岳地帯は、ヒマラヤ・トレッキングを楽しむ外国人が多いため、山岳リゾート風になっており、表記はすべて英語、水も売っていますし、空気もきれいで、食事もチャーハンなど普通にあります。
【タクシー】乗る前に運転手と値段交渉する習慣があるようです。交渉という行為に費やす時間(私の場合、10秒程度)が、社交や挨拶の時間だと解釈し、タクシーに乗る前は毎回この流れで乗車しました。
自分:『XXXホテルまで、300ルピーでいいよね?』
運転手:『いや。。。そこは遠いから、10キロくらいあるよ。。。』
自分:『じゃあ、400ルピーでどう?』
運転手:『ダメダメ。。。』
自分:『(無言でバイバイのジェスチャー&去ろうとする演技)』
運転手:『わかった、わかった、特別に400だ、まったくもう、しょうがねえな。。。』
【道路・歩道】 『日本のように舗装されていない』と聞いていたが、私の目で観察した風景を、言葉で表現すると、『ビルの解体工事現場の風景の中を、バスやトラックが砂ぼこりを上げながら前進する通り道』となる。道路と歩道の境界線は、なんとなくあるが、、、『歩道』が『歩く道』として機能しておらず、砂を固めたような立方体がポコッと置き去りにされていたり、アスファルトが掘り返され地面下の地質がむき出しになった砂色の凸凹の細長い部分が、道路と道路でない部分の境界線となっている。
【食事】チキン・カレーやフライド・ライス、熱い紅茶は、フツウにおいしく出てくるので、毎日食べていた。自国風味にアレンジしているのだろうが、カツ丼、パスタ、ピザなど、何度も裏切られた。。。その国の得意な料理以外は期待してはいけない。外国人向けスーパーで見つけた日清カップヌードルは、現地向け商品で、マサラ味というラベルされていたが、ふつうにおいしい(うれしさのあまり、6つも購入)。
【水】薄い茶色、、、、なので、シャワーするのが精一杯。歯磨きや洗顔、シャワーの後は、ホテル備え付けのボトル・ウォータで、口をゆすいだ。
【電気】ホテルの部屋の電気・室内灯・冷蔵庫・エアコンはフツウに作動した。
【自動車】SUZUKIだとおもうが、カトマンズで見かけたタクシー全部が、軽自動車だったように記憶している。
【トラック】 昔は独のトラクター会社との合弁だったのだろうか(謎)、『Eicher』(インド系の会社だそう)という貨物運搬用のトラックがたくさん走っていた。朝六時前後に、カトマンズ近郊の峠道でたくさん見かけた。馬力が無いのか、エンジンが古いのか、積み過ぎなのか、登りはかなり遅く、唸るエンジン音が印象的だった。
【バス】Tata(インド系の会社)がメインで、大きさは、日本の観光のバスとマイクロバスの真ん中くらい。
【その他】 ふつうに野良犬が、歩いている・寝てる。(狂犬病ワクチンを日本の医者から勧められた理由が、やっとわかりました 汗。。)

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山岳地帯からポカラ空港まで(帰路)は、4WDジープをチャーターした(2.5hrs)

 

人工氷壁のある赤岳鉱泉(八ヶ岳の山小屋)

八ヶ岳エリアにある標高3000m弱の山 『赤岳』の真ん中ぐらいのところ(2200m)には、「赤岳鉱泉」という通年営業の山小屋がある。夏の期間は、温泉も営業しているようだ。大みそかでも、宿泊客が180人ほどある年もあるそうだ(source: 産経新聞,1/3, 八ケ岳連峰 新春の歩み)。
【赤岳鉱泉へのアクセス】
JR中央本線・茅野駅下車
西口からバス乗車、美濃戸口で下車(1時間)
美濃戸口から徒歩で赤岳山荘(1時間)
赤岳山荘から徒歩で赤岳鉱泉(2時間)
【URL】http://userweb.alles.or.jp/akadake/

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